
「どーなってるんだぁ〜」
また叫んでるな・・。
最近いつもこうだ。
あいつがあの星の担当になってから
ろくなことがないもんな・・・。
序章
星の管理は通常二人でやる。
細かく見る人と
管理する人。
簡単に言うと
神様と天使ということになる。
絶対的なチカラを持っているのが神様で
そのチカラをうまく使って
コントロールする人が天使というわけだ。
要するに
お仕事する人が天使で
見守る人が神様とも言える。
ちなみに
管理する人は
いくつかの星を担当し
細かく見る人は
一つの星を担当する。
一つの星に天使は一人という事になるが
分身をいくつも作ることが出来るので
同時にいろんなことを見て周ることができる。
その天使が
最近嘆きっぱなしなんだ。
「今度はなんだよ。」
「もう・・言いたくない・・・。」
この星の住人は
不思議と住人同士で殺し合いを始める。
他の星は
星どおしの争いなのに・・・。
ほんとに不思議なところだ。
「この星は・・・人間か。」
「そうです。かなり多くなってるけど、まだ安全な範囲ですね。」
「それにしてもおかしな生き物だな。自分たちの住む環境をどんどん壊していってる」
「それも生きるためだから。」
「じゃ、仕方ないか。」
「そうなんだけどね・・・。」
救いは
このままじゃいけないって
わかってるやつもいることか・・・。
「もぉ〜。こうなったら大きい台風起こしちゃうぞ。
地球を揺らしちゃうぞぉ。」
「やってもいいけど管轄が違うだろ。」
「わかってますよ。昔のようにはいかないし・・・。」
この星には天使が自ら
過去に何回か
リセットしているようだ。
この星の担当になった人は
どうしても耐え切れずに洪水を起こしたり
大寒波を起こしたりして
一度全てをなくしていた。
そうなると
担当は最初の生き物として
地球に下りて元には戻れなくなる。
そうしてでも
やらざるを得なかった
っていうところなんだろう。
「そういえばその格好はなんだよ。」
「似合ってないですか?この星で流行ってるんですよ。」
「そんなに足出して恥ずかしくないのか。」
「全然。」
分かりやすくいうと
日本の高校生の女の子の制服のような格好をしている。
この地域の同年代は
ほとんど同じ格好をしている
それもまた面白い。
「天使のくせに・・・。」
「あーっ、くせにって言ったな。」
「ごめんなさい、取り消します。」
「でも、格好は問題じゃないんですよ。
中身が大事ですから。」
というが、普段の格好よりやたら魅力的なのはなぜだろう。
「そうそう、人間というのも捨てたもんじゃないんだよ。」
「全然、そうは見えないんですけど。」
私の役目は
頑張ったものに少しの喜びを与えること。
だから
天使とは持ちつ持たれつの関係となる。
ちなみに地震や台風を起こす担当は別にいて
宇宙を全体的に見ていて
ちょっとしたずれを訂正するために行っている。
ちょっとしたずれも
地球にしたらすごく大きなことになるので
彼女たちのようなフォローが必要というわけ。
「そうだ、ちょっと行ってみてくれ。」
「地球にですか?何のために・・・。」
「それも勉強だよ。」
「わかりました。」
「そういう格好してるんだから高校生でいいよ。」
「行ってみます。」
「わたしも後で行くから。」
「何しに?」
「決まってるじゃないか。」
「○○○○。」
「・・・・変わってますね。」
はじまる