
これはフィクションであって作者の作り話です
よってでてくるものは本当のものと一切関係ありません
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「大丈夫だよ。」
タクシーの中
となりに座っている美里が私をなぐさめる。
私は震えが止まらなかった。
突然、警察からの電話。
とりあえずきてほしいというので
幼なじみである美里に一緒に行ってとお願いした。
うれしいことにすぐにきてくれた。
「みさきのお兄さんがそんな事件に巻き込まれるわけないし。」
警察の人は
頭を撃たれ、即死だったと言う。
確認にきてほしいということだった。
「あっ、加奈だ。」
警察署の前でもう一人の友達、加奈が待っていてくれた。
「みさき、大丈夫?」
加奈が声をかけてくれた。
「あ、・・う。」
「みさき、うまくしゃべれないみたい。」
「そう・・・。」
代わりに美里が答えてくれた。
「それじゃ、行こう。」
加奈が私の左手を
美里が右手を握ってくれた。
明日への扉 第一章
赤色灯がまわっている。
お兄ちゃんかもしれない人は
事件の現場からすぐの病院にいるらしい。
安置室に刑事さんに連れて行かれた。
ここの階は地下だけど
温度がかなり低いような気がした。
かなり歩いたような気がする。
部屋についたらしい。
ドアの前で警察の人は立ち止まり
私たちに一言尋ねた。
「お友達さんはどうしますか?」
刑事からの問いに美里が答えた。
「まともに歩けないみたいなので一緒に行きます。」
「そうですか、それではどうぞ。」
中に入ると何もなかった。
ベッドが一つ
部屋の真ん中にあった。
そして、白い布にくるまれた人が寝ていた。
「覚悟は・・・いいですか?」
私はうなずくことしかできなかった。
ぱっと布をめくった。
その瞬間、加奈と美里は腰が引けたのか、一歩さがった。
「お、お兄ちゃん!」

